入れ歯について

こんにちは。
まことデンタルクリニックのスタッフです。
今回は入れ歯についてお話ししようと思います。

『入れ歯が合わない』『入れ歯が当たって痛い』
こんな経験をされた方は多くいらっしゃると思います。
入れ歯の痛みは辛いもので、まともに食事が出来なくなるどころか、入れ歯を入れておくことさえできず、日常生活に大きな悪影響を及ぼします。
我慢して使い続けると歯ぐきや舌に傷ができ、最悪『癌』に進展してしまうこともあります。

入れ歯というのは硬いプラスチックで作られているので、入れ歯が合っていないと軟組織である歯ぐきの傷や口内炎などのトラブルを招いてしまいます。

入れ歯が合わなくなる原因は、大きく２つに分かれます。

①歯ぐきの変化、唾液の減少など体の変化が原因による入れ歯のトラブルです。
作った時には入れ歯と歯ぐきが合っていたのに、時間の経過とともに歯ぐきの形が変わってしまうことで生じます。
普段見えている歯ぐきの下には骨があり、この骨が時間を重ねていくことで痩せていきます。
この歯ぐきが痩せていくことは防ぐことが難しく、だんだん入れ歯が合わなくなるのは宿命とも言えます。
『入れ歯は変化に合わせて調整するもの』と認識して、最低でも半年に一度は歯科医院で調整するのが良いでしょう。

また総入れ歯の場合、唾液が重要な働きをしていて、唾液のおかげで吸盤のように吸着しています。加齢とともに唾液が減少すると吸盤の働きが減少し、入れ歯が外れやすくなります。

②入れ歯の形が適切ではない場合に生じるトラブルです。けいかい
入れ歯が大き過ぎる場合は、 歯ぐきや頬を傷付けてしまうことがあります。
また口を動かさなければ平気でも、口を動かした時に歯ぐきや頬に当たって傷ができてしまうことがあります。

市販の入れ歯の隙間を埋める充填材を使ったことがある方もいらっしゃると思います。
その日１日など短期間の使用では問題ありません。
しかし長期に使用すると硬くなり、傷や口腔カンジダ症(カビの仲間、口の粘膜が白くなる)の原因となってしまいます。

充填材を使わなければ入れ歯を使えないということは、入れ歯がお口と合っていないというサインです。
歯科医院に受診するまでの一時的な使用に留めた方が良いでしょう。

『そういえば、入れ歯作ってから全然調整したことないな』
『この入れ歯、なんか合わないな...』
『入れ歯入れると痛いから使ってない！』等々
そのような方は、ぜひ当院にご相談ください。

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