出っ歯になってきた?フレアーアウトとは
投稿日:2025年11月27日
カテゴリ:スタッフブログ
最近、「出っ歯になってきた気がする」というご相談をいただくことが多くなってきました。本日はその原因などについてお話していきます。
前歯が外側に傾斜している状態を「フレアーアウト」といいます。
フレアーアウトの原因はいくつかあります。
①歯周病
歯周病の進行によって歯を支える顎の骨が溶けて歯がぐらつきます。
②かみ合わせ
虫歯や歯周病など、何かしらの原因で奥歯が欠損している場合、空いてるスペースに隣在歯が倒れ込んできたり、かみ合う上の歯が伸びてしまうなど、かみ合う位置が低くなってしまいます。
すると、物を噛む時に上下の前歯が強く当たりやすくなります。歯は側方からの力に弱く、力がかけられた方向に動く性質があるため歯が傾斜します。
③舌習癖
舌で内側から持続的に歯を押す癖がある場合は歯が外側に傾斜しやすくなります。
④前歯でよく噛む癖
本来前歯は物を噛み切る時に使い、奥歯は噛み切った物をすり潰すために使います。前歯をすり潰すために使うなど、自分の癖や奥歯の欠損などにより前歯を酷使してしまう場合、フレアーアウトの原因になります。
⑤歯ぎしり
歯ぎしりも歯に余分な力がかかり、歯を動かす力が発生します。
このように、フレアーアウトの原因はいくつかあり、人によって様々です。
歯周病についてはプラークコントロールが何よりも重要になります。しっかりセルフケアをしていただき、歯科医院で定期検診・治療の受診をしましょう。
歯の欠損が原因であれば、欠損している部分の噛み合わせを入れ歯、ブリッジ、インプラントなどで補い、適切な高さで噛み合うようにします。
舌習癖についてはご自身の意識がとても大事になってきます。舌を正しい位置に置くこと、舌で歯を押さないよう気をつける意識を常に持ちましょう。
舌の正しい位置は、唇を閉じている時に舌の先端が上の前歯のすぐ裏にある歯茎の少し盛り上がった部分(スポット)に軽く触れており、舌全体は上顎全体に吸い付いている状態をさします。
歯ぎしりについてはマウスピースを作製するなどし、歯にかかる負担をなくします。
上記治療によってある程度位置が戻る場合もありますが、一度傾斜した歯が矯正治療なしに元の位置へ戻ることは難しいです。
そのため、原因に対しての治療と歯を動かす矯正治療を組み合わせることが一般的です。
このようなお悩みがある方は是非ご相談ください。
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